今週のお題「恋バナ」
初めてお付き合いした人でした。ちょうど10年前です。
高校2年の冬から3年の夏まで、8ヶ月のお付き合いでした。私から告白して、フラれたのも私でした。青春だったと思います。そんな青春をさせてくれた彼には感謝していて、いい思い出として今でも大事にしています。でも一つだけ気になる事がずっとありました。
なんで私フラれたんだろう。
この長年のモヤモヤを昨年、ようやく聞く事が出来たんです。
よく聞いたし、彼もよく答えてくれたなと思う。
なんとなく原因はこれかな?というのが自分の中でありました。でも実際は違った。
え?そうだったの?と思ったり、嬉しかったり。色んな気持ちになったので、ここで吐き出そうと思います。
※誰得感満載でお送りします、よろしくお願いします。
エックスデーの様子
たしか、夏休み前だったと思います。
私は就職活動、彼は大学受験でお互い忙しくて会えない日々が続いていました。連絡も週にあるかないかくらいになっていました。
大変な時期だし、私は今はしょうがないと思っていました。でもたまにするメールが明らかに素っ気ない。考えたくないけれど、危ない気がすると思っていた。
ある晴れた休日。彼から、今から会えないか?とメールが。でもその日に限って外出していて、メールに気付いたのは数時間後。慌てて謝りのメールを送ったけれども返事が来ない。
急に誘われることも、返事が夜になっても来ない事も今まで無かったので焦りました。何の用事だったんだろうと考えても、悪い予感しかしない。この間貸したビデオ返そうとしたとか?いやでもそんな急がなくてもいいしな…あ、でも
別れたい→持っていたくない→今すぐ返す
これなら附に落ちる。悪い方ばかり考えてしまう。そして、その考えはやはり的中していました。
「今の状態じゃ、付き合っている意味ないから別れよう」という内容のメールがきました。
やっぱかーと落ち込んだ。
意味がないって何が?何がダメだったの?理由を聞きたい気持ちはもちろんあった。でも相手に気持ちがないのなら、私がしがみついても、もう付き合えないよなぁと思ったし、何より潔い女でいたい気持ちのが強かった。カッコつけが大半。
ただ、最後に直接「今までありがとう」と言いたかったから電話をすることに。
が、出てくれない。
「ごめん、わかってほしい。」とすぐメールが来たので、出れないんじゃなく出てくれなかったわけである。
そんなに嫌いなんや、と泣けてきた。
「うん、大丈夫わかったよ。電話ごめんな、ほんとは直接言いたかったんやけど、今までありがとう。」と、返信して終了。
そんなに怒りはなかった。まぁ、メールの出だしが「てかさ、」だった事には腹が立ったけど。あと、メールで終わらすんかい!とも思ったけど。
悲しさや、終わっちゃった感はすごくありました。初の失恋。祭りが終わったような感じに似てた。夏だったからかもしれない。
悲しみで泣きながらも意外と冷静なところもあって、わぁ自分、少女漫画みたいに泣いとるー!とか思ってた。そしてそのまま親友に電話で報告してさらに泣いたらすっきりしました。友って素晴らしい、いつもありがとう。
自分の中でようやく決別
しばらく彼とはそれっきりだったのですが、あちらから元気?と連絡がきて、たまーに連絡をするようになりました。
自分がどうしたいのかわかりませんでした。嬉しいような、このままじゃダメなような。
そんなモヤモヤした気持ちのまま、二人で花火をすることに。
その時に、ああ以前の彼とは違うんだと分かりました。昔と同じようにドキドキする、懐かしいとも思う、でもあの時の彼じゃない。もう好きではないんだなと気付きました。
第2のエックスデー
その後も友達としてメールをしていたんですが、この頃から私に彼が出来たんです。(ちなみに今の夫です。)
彼がいるのに元カレと連絡する彼女って、自分が彼氏だったら嫌だなと思い、こちらからエックスデーをしてやることに。
元彼はバンドをしていて、よければ観に来てと何度か誘われていました。高校の時はライブを見たことがなかったので、素直に見たかったのと、直接言うことが出来そうだと思いました。
「彼が出来たから、今後は連絡しないようにする」と。
すげぇ嫌な女だなと自分でも思う。わざわざ言うか?今でもやっちゃったなと思ってる。でもこうでもしないと、いつまでも元彼を引きずってしまうとその時は思ってた。(こんな別れ方したほうが引きずるのでいい子は真似しないでね。)
ライブ当日。演奏している元彼は別人でした。もちろんカッコいいけど、もはや私の知らない人でした。
そして、ライブ終了後。告白のような場面でまさかのさよなら発言をかます私。さすがに彼も驚いてたけど、わかった。と笑顔で返してくれた。うん、これで良かったんだ!元彼も「あんな変な女と付き合っていたのか」と後悔しているに違いない!ざまぁ!←ほんま最低
疑問を感じ始める
その後も音信不通のままでした。
成人式で見かけた時も、同窓会で横を通った時も私が知らん顔をして、話さないようにした。(元彼は話したがっていたようだと後から人伝に聞いた。)
ある日、いきなり元彼から電話がかかってきたことがあった。その時にはもう番号も消していたし、深夜で寝ぼけていて誰か分からなかった。どなたですか?と聞くと、「じゃあいいです。」と切られてしまった。この時点でようやく元彼だと気付いた私はかけ直しました。
分からずごめんと謝って、少し笑いあったけれども、一向にあっちが話さない。しかもさっきは気付かなかったけど、周りに何人かいるようだった。ノリでかけた感満載だなと思いながらも、こっちから元気やった?と聞いてみた。答えた後も話さない事に若干腹も立ったので、これからも元気でね、じゃあね。と早々に切ってやった。・・・何で電話かけたんだ?今彼女おらんのかな?暇潰しか?とまた少し腹が立ちました。
結婚した23歳の頃、友達経由で元彼のTwitterを見つけてしまい、覗き見することにした。←ぇぇ…
今どうしているのかはやっぱり気になる。フォローしたい気持ちもあったけれど、何せあんな失礼な別れ方をしたので出来なかった。
Twitterを見ていて、私の気のせいなのかも知れないが、自意識過剰なのかもしれないが、
なんだか元彼は…私と別れた事を気にしている、もっと言えば後悔しているような気がした。私がプレゼントしたものを懐かしいと言うコメントと共に載せていたり。バンド曲の歌詞が、それ私じゃね?と感じたり。(これは本当に自意識過剰かもしれないけれどもね!)
度々そういう事があって、その度に疑問に思った。
私のことが嫌いになったから別れたんだよね?別れてからまた会ったり電話してきたのも、また俺の事好きになってもいいんだぜ?的な上から目線だったんだよね?←捉え方が最低だな。
元彼は私なんぞに未練がないはずなのに、あるように感じる。んんん?何だか思ってたんと違う。何で私フラれたんだ?
私が思うフラれた理由
私達8ヶ月付き合いましたが、手を繋いだとこまでだったんです。処女と童貞カップルだったこともあり、お前らピュアか!小学生か!っていうレベル。ちゅーもなかった。するタイミングはいっぱいあったのに。
彼女が一向に手を出させてくれない…っていう理由で別れるケースあるよと聞いていたので、まさにそれだなと思ってました。
私はどっちかというと、バッチコイ!だったんです。ちゅー以上はおそらく何回かは拒んだと思うけど。(今の夫とも5ヶ月たった頃だったし。なので私の経験は夫しかありません。)
彼はどうだったのかわかりません。私からちゅーすれば、してくれたかもしれない。でも、女の子から攻めるって…ねぇ?←聞くな
性欲あるみたいに思われるのが恥ずかしくて、自分からなんて無理でした。あっちから来てくれたら出来たと思うんですが。
いつだったか、自分の周りのカップルの話をしてた時、「これでも我慢しとるんやで?」と笑いながら言われた事がありまして。その時は、よくわからなかったんですが…後になって、あれは肉体関係の事だったのか?と思った。ていうか、絶対そうだよな。
いやでも、今思い返しても、我慢て…ねぇ?じゃなにか?こっちからきっかけを作ればよかったの?帰り際とかに私が可愛く「キス、しないの…?」とか聞けってか?
はははは、いやお前から来いよ!!
ロールキャベツ男子的に来てくれよ!女子はギャップに弱いんだから、ますます好きになる保証するから、そっちからアクションしてよ…!何もしてきたことないのに、我慢もくそもねぇだろおおお!!…そんな風に思う。
「両親が明日にならないと帰ってこない」そんな状態の彼の家に朝から夕方までお邪魔した日があった。ベタな展開である。毛の処理もちゃんとして、あんま流れとか分かってないけど、色々覚悟していきました。でも何にもなかった。
なんだろうな、もう逆にすごい。
キスすらないのか。ぁぁ、そうか、私じゃそういう気持ちになれないんだとその日確信した。キスしたいとか思えないんだなと。聞けばよかったのかもしれない。何でしないの?と。でもそういうことを聞くのは私が嫌だった。
きっと、お互い様だったのだと思う。二人ともピュアだったのだ。ウブだったのだ。変なプライドがあったのだ。きっとそうなんだ。
でもこの場を借りて伝えておきたい…
高校生男子諸君、いやピュアな男性諸君に伝えたい。草食と言われるあなた方からピュア攻めなんてされたら、私達女性はときめかない方が無理です。ぜひとも自分から攻めてください。お願いします。(あ、でも避妊は絶対ですよ)
話がそれましたが、別れた理由は私が肉体関係を許してくれないと思われていた為。あとは私の女としての魅力のなさゆえ。このどちらか、または両方かなと思っていました。
10年たった今、聞いてみた
昨年、小学校の同窓会がありまして。それが思ってた以上に楽しく懐かしかったんです。元彼とは小学生は別なのでそこにはいないんですが、誰が好きだった?とか話してたら、自然と元彼をまた思い出してしまいまして…この懐かしさの勢いで連絡してみようと思いました。気持ちが高ぶったら即行動タイプです。
Twitterのコメントで「私が分かるか?」と聞いてみた。敵みたいな聞き方だな。
分からなかったり無視されたら諦めようと思っていたが、あっさり「わかるよ、久しぶり。元気?」と返信がきました。
そこから何回かやり取りをしました。いい意味で変わってないね。と言われたり、私は前々からTwitterをこっそり覗いていたことを暴露したり。嫌われてると思ってたと伝えると、「何か勘違いしとるみたいやけど、いい思い出しかないし、感謝しとるよ。」との事。ん?え?ん?あ、そうなの?この時点ですでに驚きだった。
フラれた理由があきらかに
何度か当たりさわりのないやり取りをしてから、本題を聞いてみました。
「ずっと聞きたかったんやけど、何で私フラれたんかなぁって。笑
答えたくなかったらええんやけど、良ければ教えてほしいです。」
元彼はけっこうな長文でちゃんと答えてくれました。
・お互い就活と進学で会えない日々が今後も続くわけで、そんな関係続けてても意味ないなぁとあの頃は思ってた。
(ああ、意味ないってこの事やったんか。)
・無性に寂しくて、全部放り出したくなってしまったから別れようって言うてしまった。自分勝手でごめん。
(寂しいとか思ってたなんて全然気付かんかった。)
・その後、何人かと付き合った。けどやっぱりアサが一番ええ子やった。今でもたまに思い出すし、後悔しとる。家族とも、何であの子と別れたんやってこの間も話した。
(なんなんそれ照れるやないかい。ご家族もいい人やった。数回しか会った事ないけど。)
・でも今、アサが幸せそうで嬉しい。フラなければ、アサは優しいで今でも付き合い続けてくれとったやろうなとか思う。でも、今でも仕事しながらバンドばっかしとる俺じゃ、アサを幸せに出来へんだと思う。だから、あの時に別れようと言ったのは、あれで良かったんやと思ってる。
こんなに考えてくれとったんかと驚きました。後悔しとるように見えたのは間違いじゃなかったんやな。ええ子やったと思われとるのは嬉しいし、嫌われてなくて良かったと安心した。いや、しかし、肉体関係どうのこうのと考えを巡らしていた自分が恥ずかしい。ちゅーもさせへん女やから愛想つかされたと思ったわ;と伝えると、それは違うとのこと。
いや、でもちょっとはあったでしょうと思ったけど、それ以上は言わなかった。
いい思い出ばっかです。と言われ、私も思い出すのはいい思い出ばかりだなと改めて実感した。でもきっと、思い出の美化だと思う。私も元彼も。
今回やりとりをして、こうゆう所は当時も苦手だったなと思い出したりもしたんです。きっと向こうも思ったと思う。悪い部分は見ないようにしてるんだなぁと思った。
その後もしばらくやりとりを続けました。嫌味のごとく、リア充アピールかのごとく、私は幸せアピールをしたり。
昔の事を懐かしく話したり。今会っても老けたから分からんと思うよとか話したり。一応言うとくと、元彼とのアバンチュールなんてこれっぽっちも考えてません。あっちも、あわよくばなんて考えてないからと言われました。
早く終わらせたいのかなぁと感じるような文面になってきたので、もう連絡しないかもしれないけど、じゃあね!と終わりました。
それに対しての返信がないことにまたもや腹が立ちましたが(笑)、もしかするとわざと返信くれなかったのかもしれないと思うことにしました。本当にこれで終わりだよアピールかもしれないなと。
私の事が嫌いになったわけじゃないと言ってくれたけど、それは違うと思いました。
彼に寂しい思いさせてたのは私なわけだし、そんな関係が嫌になったわけなんだから、少なからず私も関係してるよね、というより部外者扱いの方が傷付くぞ。
いやー、しかし・・・あんな悩んでたのに、理由が「寂しかったから」って…本人も言うてたけど、子どもだなぁと思った。それくらい好きでいてくれたともとれるけど、じゃあもういいよ!って感じが、すねた子どもかよ…と。言いはしませんでしたが、思ってしまった自分です。それに私が本当に魅力的な女性だったならば絶対キープしとくと思う。私はその程度の女なんだと思う。
今後の関係
Twitter覗き続ける宣言も出来たので、これからは堂々と覗きます。笑
元彼にいい人が見つかる事をたまに願ったりしようと思う。あとバンドがんばってほしい。好きなことをする生き方は尊敬出来るので。あとは彼の歌が聞いてみたいので、CDが出来たときに、良ければ私も買いたいと声かけられたらなぁと思ってます。
でも向こうは関係断ち切りたいとか思ってるんじゃないかなぁと、まだ少し不安です。笑
最後に
付き合った季節、別れた季節、結局は春夏秋冬いつでもたまに思い出してしまいます。ピュアなお付き合いだったからこそ、印象に残っているのかもしれない…と、人生で二人しか付き合った事ない奴がえらそうに語ってみました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。初夏の夜の匂いがたまらなく好きな私のナルシストっぽい記事でした。
元彼との思い出のCDを貼っつけて終わります。