温かくて切ないドラマCD『恋歌ロイド』全作品を通して言える、私が感じた良さをまとめます。

前に一作品ずつの感想書くって言うてたのに、すみません。

sige0412.hatenablog.com

 ちゃんとType1の「律」を書きはじめてたんですけど、まぁ、まとまらなくて。笑

私が文を作るのが下手なせいなんですが、「あれ?これ他のロイドでも同じ事言えるな・・・」的な内容が混ざりまくっちゃって書き進められなくなってしまいました;

最終的に「そもそもドラマCDとは・・・?」まで考えが及んじゃってわけわかめ状態だった。人を悩ませるくらい良作だなんて・・・恐ろしいCDだわ。←

 

なので、まず、5作品全てに言える、5作品ともに通じる良さを書き出しておこうと思う。

前回の記事とは違い、今回は私の感想ばかりです。ネタバレは極力無くして、気を付けて書こうと思います。

ですが、もう買うって決めたよ!とか、明日聴くよ~!とかだったら、読まれない方がCDを楽しめると思いますので、CD聴いてからまた読みに来てくれると嬉しい!めんどくさっ!

 

それでは可愛らしいマスターに向けて、感想書いてきます!

 

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オウム返しが自然すぎるし、多くない

ドラマCDではあって当然、無いと困る「主人公の台詞をキャラがオウム返しする」流れ。

たまにありませんか?

「そんな長い台詞を今の短い間に言ったの!?めっちゃ早口やん私!」とか。

「今のはわざわざ返す必要ないんじゃない?なぜ言い直した?」とか。

わざとらしいというか、違和感があるというか。

ツッコミながら聴けるから楽しくもあるし、それに返しが無さすぎると私の頭じゃ追い付かなくて困るからあった方がありがたい。笑

でも、あまりにこのやり取りを頻発されると、私は主人公に感情移入しにくくて困る。そのせいでちょっと楽しめなかったなぁ・・・という時もあります。

 

いつもドラマCDを聴く時はその点も気にしながら聴くんですが、

この恋歌ロイド、気にするのを忘れるくらい自然

他のに比べると回数も少ないです。でも、やっぱ何回もしてます。でも気にならない。

何故か?これたぶん相手がアンドロイドという点が大きいんだと思う。

ロボットってオウム返しで聞き返しそうですよね、確認の為に。今言われた内容を理解しようとする作業に感じられて、普通の行動にみえるんです。声優さんがお上手だからでもあるけど、やっぱり脚本家さんがお上手なんだと思う。

オウム返しさせずに、主人公が何て言ったのか表現するのも何度かあって、しかも上手いなぁと思った。

例えば・・・

彼「お詫びに何でもする、何がいい?」

私(しば漬けが食べたい)

彼「そんなんでいいの?ほんとに?無理してない?」

私(うん、いいの!)

彼「わかったよ(笑)しば漬けな!じゃあ、ちょっくら作ってくるから待ってろ」

という会話があったとする。

 

CDだと私の()台詞は無いから、彼の台詞のみで想像するわけですが、

「え、彼けっこう困惑してるよ、私なんて言ったの!?」とワクワクするし、しかもかなり自然な流れで彼が教えてくれるんです。

そして大抵が共感できる内容。この場合だと、「あ~しば漬けか!確かに美味しいよねー!」

って、なるかい!

いや、しば漬けて!どんだけ好きやねん!しかも彼作るんかいっ!すげぇな!

 

ツッコミが抑えられない例文大変失礼しました。

ネタバレしたくなくてパッと作ってみたけど、しば漬けしか例えが出なかった私をお許しください。←出直せ。

良さが伝わらなかったかもしれないけど、ロイドの性格や言い方はそのままに、このやり取りを何度か作り出せてて、すごいなぁと思いました。確か全シリーズこういうやり取りあったと思う。キュンとした。

 

歌の入り方が自然

作中で2回、ロイドがマスターに歌うシーンがあります。YouTube試聴でも流れるあの曲です。

序盤では「自分はボーカルタイプだよ」という紹介も込めて癒しの曲を、終盤では「ボーカルタイプとして出来る全てを」感情的で、あるはずのない(でも確かにある)心を込めた曲を歌ってくれます。

どちらも「歌うよ」と言ってから歌う流れなので自然なんでしょうね。だいたいキャラソンっていきなり始まるから驚きと笑いが起きる私なんですが、このCDはワラエナイ。

 

1回目は素直にすごーい!と思う、美声だし、デジタル加工が美しい。

問題は2回目です。このロイド達にとって歌がどれだけ大切で重要かというのがCDを聴いていればだんだん分かってくるので、この2回目がまぁ泣ける。こんなに「キャラソンがあってこそ!」なCDは初めて聞いた。

 

3回目の曲の威力もすごい

さきほど、2回と言いましたが、この作品のラストトラックに「作中で流れたデジタル加工ver.」が1曲まるまる入っています。これで3回目になるんですが、これがまた泣けるんです。まだ泣かすのか、もう私のライフはゼロよ・・・!聴くけど!←

 

ドラマCDって、聴いててやっぱり映像が頭に浮かんでくるじゃないですか。こんな感じだろうなって。このCD入り込みやすい良作だから、終始映像浮かびまくってそのままお話が終わるんです。もう、そのせいでこの最後の曲がドラマや映画のエンドロールのようでした。バックで名場面が流れながら、出演者や製作者の方々の名前が上へ登っていきました、いやホントに。

 

そもそも「歌上手な声優さんの起用」がずるい

その美声が涙腺をノックしまくるんです。もう、ずるいとしか言いようがない。ほんとありがとうございます。←

サイトのキャストコメント読むと皆さん本気だし、やっぱすげぇなぁ…プロ同士のお仕事かっこいい。

あと、なんでもこの「恋歌ロイドシリーズ」。ドラマCD部門ランキングで強豪に混じりながら8位に食い込んだらしいじゃないですか!(世の乙女の皆さんわかってらっしゃる・・・)

こんな人気なんだから、今後もシリーズ発売されるはず!そしてきっと歌上手で有名な方が起用されるはず!と勝手に思ってます。

 

想像力をかきたてるストーリー

さきほどと同じ内容になっちゃいそうですが、このCD、どのシナリオもすごく想像しやすくて楽しかったです。ダミーヘッドマイクのおかげもありますが、ロイドがどんな表情でどんな気持ちでいるのかが、とてもよく感じられました。「あ、今きっとこれくらい頭下げてるんだろうな」とか「伏し目がちなんだろうな」とか。

難しい設定や長い説明がないのも入り込みやすかったです。あまりに長ったらしいと、集中力切れちゃって私はだめなので;

 

1時間くらいの収録時間なんですが、「それでこんなに綺麗にお話まとめられるなんて天才じゃね!?」て思いました。でも、正直もっと聴いていたいと思った。終わってほしくないなと願ってしまう作品だからかな。

でも「腹8分目」という言葉があるように、ちょっと物足りないと思えるくらいがちょうどいい!そう思うようにしました。

 

メンタリストDaiGoさんの著書で「読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こす」という言葉がありました。これは文章術の話なんですが、このCD、というかドラマCDでも同じような現象起きてるよなぁと思いました。

聴く→言葉に反応する→想像する→泣く笑う

みたいに変換できるんじゃないだろうか。

文章と同じでCDも音だけなわけで、実際目にしているわけじゃないのに映像が浮かんでくるところとか、似てるんじゃないかな。(あ、でもイラストの力もあるか)

 

「いや、ドラマCDってそういうものでしょ?」とも思われそうですが、でもこの作品、話してるのは声優さんじゃなくて、完璧にロイドなんですよね。「律」であって、決して梶くんじゃない。ほかのロイドも同様。

 

自分、下野さん好きだからよく聴くんですが、たまにキャラじゃなくて、下野さん想像しちゃう時あるんです。そういうときは大抵、物語が想像できてない、入り込めてない時でした。下野さんの演技力に問題は無いと思うので(えらい上からだな)、なのでやはりシナリオの力だと思う。

 

好き嫌い、合う合わないはもちろんあるので、この恋歌ロイドもお気に召さない方だっていると思います。

吸血系やエロさを求める方にはおすすめできませんが、癒しや甘さを求める方にはぜひともおすすめしたい作品です。

ドS苦手な私でも響・玲は大丈夫でした。マスターに尽くすロイドというのは変わらないので、愛あるSでした。「S」とはサービスのSとも言いますもんね。

 

マスターの設定や、性格の良さ

さっきからマスター言うてますが、すいません、主人公のことです。作中でロイド達は基本私の事をマスターと呼んでくれます。

で、そのマスターの設定なんですが、ロイドを購入できるわけですから、20代~30代の独身女性です。(※奏多のマスターは違うと思います)

私はもろこの世代。働く独身時代も経験しているため、めちゃ共感できます、私もロイド欲しいぜ・・・

性格も全シリーズ違うのも楽しい。そしてみんなええ子やった・・・かわゆす。

共通するのはロイドをロイドと扱わない点でした。そりゃ惚れるわな。ロイドの気持ちも分かるわぁ~ってなる。

おこがましくも一番自分に近いと感じたのは謡のマスターかな。自信がない所とかが。

 

悲恋だけど、悲恋っぽくない

一つ屋根の下、ロイドなのに平等に扱ってくれる女性と、人間に近くなるように作られたイケメンロイド…

 

そんな状況で恋が生まれないわけがないですよね。けど相手はアンドロイド、「叶わぬ恋」というのも言わずもがなです。

悲しい恋愛だと思われてもしょうがない。私も悲恋と知り、聴くの悩みましたから。基本ハッピーエンドじゃないと聴けない。

でも大丈夫でした

 

 以前も書きましたが、私が思う悲恋は「新撰組勿忘草シリーズ」とかです。「オズと秘密の愛」も苦手です。

「最後に死がある」というのが辛くて、苦しむ姿も聴いてられない。

恋歌ロイドも結末は同じなんです。

じゃあなぜ違いがないのに聴いていられたのか?

それは、ロイドが自分で別れ(死)を選べたから。これだと思います。

死にたくて死ぬわけじゃないのは新撰組だって同じですが、愛する人のために、愛する人の側で別れる事を選べるロイドは救いがあると感じました。

 

あとは、ストーリーが基本ギスギスしていないのも大きい。殺伐とした感じはない。

例えば、未来が受け入れられなくて「なんでだよ・・・!」なんて怒鳴るシーンとか無いです。

あ、でも、もしかしたらマスターは泣き叫んでいるかもしれない。けど、その涙の理由も「ロイドの愛が受け止めきれないほど大きい」せいなので、ただただ辛いなんてことはない。

ロイドが望んだことなので、あれで良かったんだと思う。思うというか思えるお話でした

たしかに別れは辛かったです。ぽっかり穴が開いたような気分にもなった。でも、温かい気持ちになれる不思議な感覚でした。

 

あともうひとつ。エロさが控えめなのも悲恋じゃない要素としては重要だと思います。

やっと1つになれたのに別れなければならないって、経験ないけどかなり辛いと思う。

恋歌ロイドは濃厚なシーンはゼロに近しいほど無い、けどだからこそ良かった

少女漫画のような純粋な恋愛が、自分大人なのに体感出来ました。純粋に「ただずっと一緒にいたい」気持ちがマスターもロイドも強い。

「ロイドは法に触れない事なら何でも出来ます」とサイトに書いてあったから、たぶんロイドとちょめちょめは無理なんだと思うし、マスターもロイドも別にそれ目的で惹かれあってるわけではない。

「もはや家族愛では?」とも思えるくらいの関係でした。けどそれとはやっぱり違うんです。キュンポイントもたくさんあるいい恋愛だった。

独占したいとか、触りたいとか思うんだから傍から見たら完璧「恋」なんだけど、もはや君らのは「愛」だから!と私は言いたい。特にロイドの方!ピュア男子に拍手…!

悲恋ではないけど、切ない恋愛に違いはなく、その部類ではこの作品大賞だと思う。

「一緒にいたいのに、一緒にいられない」その事実に悩み、受け入れ、行動するロイド達のジレンマが切なすぎました。今思い出しても、うすっぺらい私の胸が苦しい・・・!←

 

最後に

…うん。あんまりまとまってない気がする;そんで、やはり少しネタバレ混じってしまったな。感想って難しいんだな・・・読書感想文とか苦手だったもんな。

でも、今回は読みたくない本の感想とは違い、聴きたかったCDの感想だからすごく楽しかった!言いたいことはちゃんと表現できたと思うし、自己満足!←

 

このシリーズ、私は通常版を購入しました。

アニメイト限定版もあって、そちらは違うジャケットとキャストコメント付きでプラス500円です。

どうせ買うのならば限定版を…!と意気込みました。でも念のため…と行く前にアニメイトさんに在庫確認をお願いしたら、

「在庫なし」さらには「入荷未定」

まじかよ…泣

後でわかったんですが、どうも私が問い合わせした数日前まで「アニメイト恋歌ロイドフェアー」みたいなのしてて、おそらくそれで売れまくったのではないかと…さすがアニメイトさんやでぇ…

いや、でも聴きたい!

それに何より「連動応募企画」に間に合わせないと…!5月末までとの事だったので、私は大変焦っておりました。

「もうこれは通常版を買う運命なんだな!」(なんでも運命にしちゃう)

そして例のごとくAmazonさんでポチリました。TSUTAYAタワレコも在庫なかったのに、さすがAmazonさんやでぇ…しかもちょっとお安かったから5枚で1万切った、ありがてぇ…

通常版の感想としては、私は満足してます。

でも、やっぱり限定版が良かったというのが本音です。500円アップは高いなぁとも思いますがね(笑)

手元にないので、言い切れませんが、どうもキャストコメントは別のCDに入っているっぽいんです。この使用はいいと思う、すごく。

 

キャストコメントが最後のトラックに入っているのが大抵だと思うのですが、もし恋歌ロイドもそういうCDだったら、私はあえて通常版を買ったと思います。

声優さんのせいでは決してないんですが、本編を聴き終わり「素晴らしい作品だった…」と感傷に浸っている所に、

「はいっ、どうも!いかがでしたでしょうか?」的な始まり。

毎回、パッと現実に引き戻される。これがもったいなくて…

笑える作品ならいいんだけど、特に今回みたいな良作なやつは、浸れるだけ浸りたい!(笑)

あと濃厚なやつだと、「この方からあんなお声が…?」と想像して、何だろう、こっちがめっちゃ恥ずかしくなる。(笑)

そんな理由で、「笑える作品意外は、キャストコメントは無しでも構わない派」なんですが(どんな派だよ)、恋歌ロイドはキャストコメントは別CDとのこと。これはいい…!

世界観崩れないですし、聴きたいタイミングでキャストコメントも聴ける。すばらしい。マリンさんわかってらっしゃる。

 

ということで、最後は個人的見解でしたが(笑)

可愛らしいマスターのみなさんにも、私なりの恋歌ロイドへの愛が少しでも伝わっていれば、これほど嬉しいことはないです。

長々とお付き合いくださいましてありがとうございました。それではまた!

 

次回こそType1「律」の感想を書きたい!